弁慶の泣き黒子

間違って覚えている事も多い。

自分、無能かもしれないと思った時に読む

31歳にもなってこの程度の事しかできない…

同年代の友人は管理職やマネジメントやスペシャリストになっている…

40,50歳過ぎてもずっとこのレベルの仕事しかできないんだろうか…

 

と、アラサーと呼ばれる年齢になって以降考えることが増えました。

 

結論、

別にそんな言うほど問題かね?

というのが今の自分の答えであり、今後も自分に言い聞かせていきたい事です。

 

昨日、パートナーから全く同じような話をされた時に思いました。

職場の○○さんは自分より若いのに、難しい仕事を任されていて凄い。

自分はこの年齢でアレやソレができなくてみじめに思える、という感じで。

 

で、どういう風に答えたのかと言うと以下の通りです。

①多分どれだけ成長してスキルが身に付いたとしても、この先ずっと同じ事で悩む、なぜならそういう性格だから

思い返せばずっとこんな事考えてるなと思いました。

この歳にもなってこんな仕事をしているようじゃこの先もずっとこんな感じか…と。

ただふと思ったんですが、

自分の性格上、どれだけできるようになっても周りと比較して勝手に落ち込む気がする

それはこの先、自分より優秀な人間を目にした時に毎回思うのでは?

と。

私のような、自己肯定感が低い人は陥りがちな思考だと思います。

 

人それぞれ持っているポテンシャルも、成長するスピードにも差があります。

別に職場で優秀な人と同じ年齢だからといって、その人と同じくらい仕事ができる必要があるかと。全然そんな事ないと思います。

逆に自分よりもっと年上で、「なんであの人あんなに仕事遅いん?」と思ってしまう人もいるかもしれません。

でも今の日本では、それくらいでは簡単にクビにはならんですよね。

職場で一番の出来損ないは自分だ、と考えてしまう事もあるかもしれませんが、少なくともやるべき仕事にちゃんと向き合っていれば会社側も簡単に解雇できないし、ちゃんと向き合っているのであればほんの少しでも成長はしていると思います。

ゼロからスタートしている以上、仕事していればマイナスにはなりません。

ブランクがあったとしても、ゼロに戻るだけです。

それに1度経験している事であれば、勘を取り戻すのは早いかと思います。

仕事してるだけで偉い!!なんていう最近よく目にする謳い文句も、間違ってないと思います。

 

あと、周りの目を気にして自分全然ダメだな…って人、多分思っている以上に沢山いますよ。

 

②自分の仕事に目を向けよう

よほど適当に仕事をしていない限りは、数か月~1年くらい仕事していれば成長率はともかく成長自体はしているはずなんですよね。

半年前に初めて行った作業を今やれば、人に聞く回数も減っていて、1から10を調べなくてもできるようになっていると思います。

自己肯定感が低いとどうしても自分の成長を自覚しにくいですが、今自分がやっている仕事について、始めたての頃と比較して完了までにかかる時間を計ってみれば、大体は早くなっているはずです。

1分でも1秒でも早く正確になっていれば、立派に成長です。

 

ちょっと脱線して、自分の話をします。

私という人間は、4年制の大学を出てから正社員として最低5回は転職をして、最大でも3年程度しか継続勤務せずにここまできています。

ただ、一つ一つの経験こそ短いですが、それでもそれなりに色々学びました。

 

・学生の頃に4年間続けた飲食店でのアルバイト

・新卒で入った眼鏡店の会社で、店舗スタッフとして4か月間勤務

・運送会社で配達のアルバイト

接客を通して人と話す姿勢や喋る時の口調やテンポ、正しい言葉遣いを学ぶ

 

・エンジニアとして3年勤務

要領よく作業する事、エクセルやワード等のofficeの使い方、Linuxのコマンドの使い方、LPIC Level1取得、仮想マシン構築、システムの運用保守などを学ぶ

 

・個人農家の元で1年半勤務

さつまいも、いちごの栽培を通して農業を学ぶ、パートさんや外国人労働者へ作業を振る

 

・再びインフラエンジニアとして勤務する(~再開して半年)

過去の経験から、運用保守ではなく設計・構築のフェーズから携わる

リモートワークができる現場に配属される

 

その他にも、教育担当に不出来っぷりを責められて心を病み、入社して2か月で退職したIT企業、寮で半同居生活をしていた同期の人間とそりが合わずに1か月で逃げ出してきた自動車工場の期間工、某アパレルブランドの倉庫でのピッキング等、エンジニア以外の仕事では数か月や1年そこいらで辞めた仕事ばかりです。

 

ひでぇなぁと思うでしょう?自分でも思っています。

こんな人間でも31歳になった今、正社員として半年間仕事ができています。

過去に同業種での経験があるという事で、在宅で仕事をさせてもらっています。

 

こうして経歴を見返すと、確かに長期間で勤務はできていないものの各所でそれなりに学んでは来ていて、現に過去の経験があったからこそ今こうして在宅で仕事もできているんですよね。

で、多分自分であまり自覚してないだけで、成長はしているはずなんですわ。

これだけ職を転々としていても、行った先で何か1つは勉強して、それが自覚していないうちにどこかで活きている、なんてよく言いますが、実際そうなのかもしれないと感じています。

色んな業界で色んな人と話して、いろんな仕事に触れて、正直まだ自分に向いている仕事なんて分からないんですけど、とりあえず続けられてはいるのでしばらくはこのままやってみようと思っています。

 

正直IT業界の適正は微妙だと思っていますが、在宅で仕事させてもらえているという理由でやっている感はあります!笑

 

③また今回みたいに心がしんどくなったら言って欲しい

同じ事でまた悩んだら、同じ事を言ってあげるから相談してくれ

とパートナーには伝えました。

 

相談してしばらくは、話したことで心が軽くなるものの、ある程度時間が経つとまた前向きさを失って悶々とする事、よくあると思います。

気分が落ち込んだ時にこの曲を聴く、この映画を観る、このスポーツをする

というように、気分転換の方法ってルーティン化していることがありますよね。

それと同じで、この相談にはこの言葉だ、というものがあってもいいと思います。

人に話して、相手から何かを言ってもらうのって結構大事ですよね。

 

私も上記のようなマインドでありたいと思いつつも、なかなかポジティブシンキングができずに定期的に同じ事で悶々とすることがあります。

その時は、親や友人やパートナーに「またぁ!?」と言われつつも毎回同じような言葉を投げかけてもらって、なんとかメンタルを維持しています。

「前にも言ったかもしれないけど…」という前置きがあってもいいんです。

それが相手の弱った心に一番効く薬みたいなものだと思います。

決まってこの症状にはこの薬、みたいな感覚ですね。

 

「ミステリと言う勿れ」で、主人公の久能整くんも言ってました。

「人は弱くて、壊れやすくて、病むことも倒れることもある
それが当たり前だと(アメリカでは認めてる)

だから修復する、治そうと思う
それができると信じてる

翻って日本では、弱さを認めない
弱い者は負けで、壊れないのが正しい
壊れたら退場で、悩むことすら恥ずかしい
相変わらず根性論です

弱くて当たり前だと、誰もが、思えたらいい」

 

別に誇ることじゃありませんが、私も過去に2回ほど、心療内科に通ってメンタルケアを受けたことがあります。

人間そんな強い生き物じゃないので、ちょっと手を抜きつつ、頑張り過ぎないで仕事して、好きな事に没頭する。

そんな感じでいいと思うんですけどね。

たかが仕事に人生翻弄されるなんてもったいないですからね。

(仕事が好きで好きで仕方ない方にはすみませんが、私は好きな事を仕事にできない性分なので(多分好きな事が嫌いになります)…でもそういう人はそれが才能で、私には到底できない生き方なので、素晴らしい事だと思います)

 

 

今後、多分パートナーだけでなく自分もこの不のスパイラルに陥ることがあると思います。

そういう時に、未来の自分に「あんま考えすぎんなよ、大丈夫だから」と言い聞かせるために、殴り書きではありますが書いてみました。

ついでに同じ事で不安に思っている人の心に少しでも効いてくれれば。

全然効かなかった場合は、別の薬を処方してもらってください。

その人に合った薬を使うのが一番ですからね。

 

以上、在宅勤務中だけど午前中に仕事が終わってしまい暇になったので業務時間中に思念を書いている男の独り言でした。

 

 

飯能の天王山→多峯主山に登った話

26年生きてきて日記を書くクセってのは無く、

「あの時どこで何してた?」を振り返るのに丁度いいかもってことで、好きなことを好きなように書きなぐるブログです。

備忘録的な感じで、非日常的な何かが起こったり、行ったり、見たり聞いたりした時に、思ったことを書き残していければと。

 

 

で今日、出社してもやること無さそうだったので急遽有給を取って

埼玉県は飯能市にある天覧山多峯主山に登ってきたよってお話。

なんとなくヤマノススメ感を味わいたくなったのと、運動不足を気にして最近ちょいちょい歩くようにしてたりしてるので、その一環として。

 

ほんで聖地巡りにはこのアプリを使って、可能な限りチェックインしながら回るのが好きっす。

 

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天覧山入り口すぐの案内図

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あっここかぁ!みたいに一人ではしゃぐ。チェックインもできる。





 

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以外と斜面が急で、舐めてかかると痛い目に合います。

 

調べたところ20分くらいで山頂と書いてあったけど、山登りに慣れていない人間がいきなり挑むとちょっとしんどいかな、って感じ。

想像以上に傾斜がきつい。スニーカー履いてきてよかった。

 

 

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10分くらいで中間地点、というかもう7割近く登ってたかも。

 

 

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段差もけっこう急。でも5分くらい登ればおしまい。

 

 

 

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20分かからないくらいのペースで山頂到着。

 

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作中でひなたとあおいが初めて登ったのもここ。

 

 

流石にここで弁当を広げる程のんびりできる余裕は無く…体力的にというか気温的に(最高気温32℃)。

 

もう少し進んだ先に多峯主山ってのがあると。行こうじゃないの。

 

 

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少し降りると平地に。少し進むと段差→また平地。日陰は想像以上に涼しい。

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20分ちょっと歩くと日の光が。頂上かな?と思ったところで物騒な看板が

 

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えぇ…(゚Д゚)

ここで落石ってもう逃げようが無いのでは?

 

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鎖ってのはこれ。なるほどこれをつたって登れと。これ、子ども用なんすかね…?

 

ある意味石ころの一つでも転がってきたらそれはそれでオイシイんだけどそんなこともなく、無事頂上です。

 

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こんなん見ちゃったら山登りハマるよね。

山頂には猛者達(おじさま、おばさま、超スタイルのいい外人さんとその奥さん)が楽しそうにしゃべってました。

おば「○○さん北海道の山はもう全部登っちゃったんでしょ?」

おじ「えぁーっとどうだったかな、××だけまだだったかな、いや登ったんだっけか?」

確実にこの人たち強くてニューゲームって感じの人たちでしょ。

3週目くらいでしょ。

 

外人さんは背中にでっかいリュック背負ってるのかと思ったらお子さんを背負うための何か(キッズキャリーって言うらしい)を担いでた。

こんなの↓

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涼しい顔して山頂からの景色を眺めている。

余裕って感じがすごい。

 

 

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少し歩くと「雨乞い池」なる池が。なんでも水が枯れたことが無いんだとか

 

池に着いた時、途中で追い越した時に挨拶したおじいさんと再会。

おじ「もう登ってきたの!ずいぶん早いね」

俺「やーちょっと飛ばし過ぎました(笑)これ飯能駅は右の道ですかね?」

お「あんね、さっきすれ違った人がね、今日日差し強いでしょう国道に出るんじゃなくて山ん中通って行った方が楽よぉ言ってたから、私が来た道戻るといいよ」

 

地元の人なんだろうか、伝言ゲームの恩恵にあずかってしまった。

ありがたいお話を聞いたのでおじさんが来た道をそのまま戻ることに。

 

 

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更に10分くらい歩くと国道に。天覧山を再度登らずとも戻ってこられます。

 

アスファルトの道に戻ってきた瞬間に足の疲れと痛みが急に襲い、更に13時半を過ぎていたこともあり空腹感も襲うという。

ゴローちゃんじゃないけど、なんだか下山して安心したら、腹が、減った。

 

 

なんでか無性に油そばの気分だったので、飯能駅を通り過ぎて遅めのお昼を。

正直、山登るよりお店までの道がしんどかった。アスファルトの硬さと照り付けってホントにしんどい。山に戻りたい。

 

 

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油そば(大盛り)。ここで大盛りにしてしまうあたり自分に甘い。

 

 

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今日はあまり見かけなかったヤマノススメ要素。前に棒ノ折山に行った時に乗ったかな。

 

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なんともキリのいい数字。よく歩きました。明日以降のダメージ蓄積が怖い。





歩数やカロリーを計るのには使い勝手がいいのでこれを使ってます。



 

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総括

突発的に聖地巡礼+運動を兼ねての山登りだったけど、非常に良い気分転換になった。自然の力は偉大。

車の音も工事の音も人の話し声もほとんど聞こえない。鳥の鳴き声とイモリだかヤモリだかがカサカサいう音くらい。これ聞きながら寝たいくらい。

 

で、登山中にすれ違う時の挨拶。最初はちょっと躊躇うんだけどこっちから「こんちは!」って言うと大体返してくれます。気持ちがいい。

途中出会ったおじさんみたいに、ふとした所で再開したり会話できたりってのはいいもんですね。

 

 

あと、これが今回一番の発見。

この間、島田紳助が言ってたこの言葉に「あぁ~良い事言うその通りだわ」って思ったんですね。

 

みなさん思い出してください
高校生の一年間、どんだけ長かった?…
あれ、凄う長かったでしょ?
時間は同じように流れているのに あの一年は長い…
なぜ長いかというと 「経験していないから」なんです
新しいものをどんどんどんどん知ったり、新しいものを見ると
時間は長く感じるんです。
ほんで、同じ経験したこと 同じ見たことを繰り返していくと
時間は短く感じるんです。
それが、旅行をした時の、行きは長く感じ 帰りの道は早く感じるでしょ?
帰り道は なぜかというと一度見た風景やからなんです

 

もともと自分は趣味の多い方だと思ってて、何か一つ新しいことを知る度に「面白い!」ってなるタイプの人間なんですよ。良くも悪くも影響を受けやすいんで、ちょっと興味を持つとすぐハマるんですよ。

 

でも26歳になって、やっぱり学生の頃より時間の経過が早いなって感じるようになってきてます。

そんな自分にはすごい刺さる言葉で、これからも興味のあることはどんどんやってみよう!と。

 

 

でね。

今日山登ってみて思ったんですけどね。

 

 

 「行きは長く感じ 帰りの道は早く感じる」理論なら、下山の時って登る時より短く感じるはずなんですよ。

 

下山の時に全然短く感じなかったんですね。

 

これなんでかなって考えたんですけど、

登る時と降りる時とで見える景色が全然違うからなんじゃないかなと。

 

 

平坦な道の場合は、行きも帰りも左右が反転してるだけだけど、高低差のある山登りってのは、行きと帰りとでまた違う見方ができるのかなと。

 

登ってる時は疲れと戦ってて余裕が無かったり、早く着けやぁとか考えてて前と上しか見てなかったり、でも帰りはたとえ同じ道だったとしても「この道は下りの方がしんどいな」とか、「こんな高くまで登ってたんかいな」とか、新しい発見があるから「飽きない」のかなーとか思いながら下山してました。

 

 

ということで、自分なりに新しい発見があったおかげで帰りも飽きることなく自然に囲まれて気持ちよく降りてきました。

 

 

帰りの電車で、山頂で見かけた外人ご夫婦と再会したり。

降りる駅が同じ駅だったり。

出会いは一期一会とはよく言ったもんですね(おっさん)。

 

キャンプほどガッチガチにハマらずとも、今後も突発的に山登りに挑戦するのはアリかもしれん。足が痛い。

(多分ハマります)